目次
- はじめに
- FIREが視野に入った今の心境と新たな気づき
- 現在の仕事と感じる限界
- 好きではない仕事への思いと自己実現の欠如
- 在宅ワークがもたらした家族との時間の大切さ
- FIREを「休息」として考える
- 一時的にリタイアし、家族と過ごす時間を確保する意義
- 再就職の可能性と人生後半の仕事への考え方
- 今の時間を無駄にしないために
- 安全圏の追求がもたらすリスク
- 子どもとの時間の重要性と将来への不確実性の理解
- まとめ
- 今の自分を大切に、家族と共に自由で豊かな人生を目指す
はじめに
ここ数年の資産増加で、いよいよFIRE(経済的自立・早期リタイア)が現実的な選択肢になってきました。しかし、FIREは単なるライフプランの計算だけではなく、人生のあり方そのものを見直す機会でもあります。今回は、FIREが視野に入った今の心境、そして現在の仕事や家族との時間について感じていることを共有したいと思います。
好きではない仕事に感じる限界と、在宅ワークによる気づき
数年前から、老後の資産には心配のないサイドFIRE状態だったので、会社側からの打診でしたが時間的にも責任的にも余裕のある管理職につきました。当初は新しいキャリアの可能性への挑戦と思い努力していましたが、やはりどうしても「自分の好きな仕事ではない」という思いがつきまとっています。専門家タイプの自分には管理職の仕事には適性が低く、自己実現感が乏しいため、精神的にも負担を感じるようになりました。
ただ、自由に在宅ワークすることができるおかげで、子どもと一緒に過ごす時間が増えたことは大きな収穫です。特に幼稚園に通う今の年齢は、子どもにとっても私にとっても非常に貴重な時期。ここでふと、もっとこどもとの時間を心置きなくすごしたいという思いが強くなってきました。
一時的な「休息」としてのFIRE
FIREは一度達成すれば、将来的に仕事を再開する道も残されます。「FIREした後に仕事に戻る」という選択肢があることで、気持ちが軽くなりました。長期的に働き続ける前提ではなく、「今だけの休息」として一度リセットし、家族と過ごす時間を優先するのも良いのではないかと思えるのです。
もしこの先、再び働きたくなったとしても、その時は自分にとって本当にやりたい仕事を見つけるための時間が持てるでしょう。今はFIREの選択肢を持ちながら、焦らずに「人生後半の仕事」をゆっくり考える時間を手に入れたいという思いが強まっています。
貴重な今の時間を無駄にしないために
FIREの目標額を設定する際、多くの人は「安全圏」を追求します。もちろん、一定の資産は重要ですが、それを追い求めすぎることで、今の時間を失ってしまっては意味がありません。子どもと一緒に過ごせるこの時間は、今しかない「限定されたもの」です。
ライフプランや計算をいくら緻密にしても、将来の不確実性を完全にコントロールすることはできません。FIREに向けた準備を続けながらも、今の大切な時間を逃さないようにしたいと思います。
まとめ
「いつかの安心のために、今の貴重な時間を犠牲にしない」。この気持ちが、私のFIREへの道において大きな指針となっています。数年間、家族との時間を大切にし、また心が赴くままに新しいキャリアを模索してもいい。今の自分の気持ちを大切にし、家族と共に「自由で豊かな人生」を歩んでいきたいです。